今年も宜しくお願いいたします。
本日は、今年初のオープンカレッジ開催日でした。
午前中まるまる使って、三橋先生のお話しを拝聴しました。
~~講師紹介~~
三橋 淳子先生
精神科病院、就労事業所、生活支援センター勤務を経験。
あるきっかけにより日本の精神医療と薬による人権問題に気付き独自に学ぶ。
神奈川オルタナティブ協議会代表。
~~テーマ~~
精神保健福祉士Mが見た!
精神福祉と医療の表と裏
日本の精神医療は世界に比べてどうなのか?
薬の消費量も半端ないっ!?
表と裏を見てきた三橋氏だからこそ語れる貴重なお話しばかりです。
スタッフYも拝聴しました。
データーに基づいた精神福祉と医療の現状をグラフで見ながら、様々な
表
と
裏
をお話しくださいました。
三橋先生がお話しくださったのは、精神福祉と医療のミライの形でした。
日本では、必要のない薬や入院を余儀なくされている方が多いのではないか?と思われる数字がどんどん出てきます。
どうして日本はこんなに沢山の種類の薬をだすの?
↑多剤大量処方というそうです。
日本ではセーフでも、海外から見たら、
薬の副作用を薬で消すなんてどうかしてるよ(; ・`д・´)
ってところでしょうか。
こちらはガイドラインも作成され、対処が進んできたそうです。
また日本は長期入院もダントツ桁違い。
20万人が一年以上入院をしているんです。
それに比べて先進諸国では平均入院日数が18日。
じゅじゅじゅ18日!?
日本では薬や病棟が増えていきましたが、その間に海外では福祉・サポート機関が充実していきました。
これが日本の福祉が50年遅れていると言われる所以です。
三橋先生は決して医療や薬に批判的な意見を言ったり、批判的な立場を取ったりしているわけではありません。
不必要なこと、自分の意思にそぐわないことをする必要はないですよ。
と終始教えて下さっていました。
そして家族がなんでもやらなくてはならない。という根強い考え方も、これからは変えていく必要がある。と仰っていました。
知らないままではなく、知って選択をできるように。
選択肢の多い社会に。
私たちには
自分のことを自分で決める権利がある。
↑最後の方で三橋先生が仰ったこの言葉。
この言葉に今回の勉強の内容が詰め込まれています。
メンバーも、
三橋先生のような方に今後こんな活躍をしてほしい!
と熱い思いを伝えたり、
アンケート用紙にびっちり記入してくれたりと学びの多い時間になったようです。
自分と医療とのかかわり方。福祉とのかかわり方を考える良い機会になったと思います。
また、三橋先生は、
就労するにはスキルやテクニックも必要です。
でもそれだけではなく、こちら(ミライてらす)でも学んでいるセルフケアはとっても重要です。
とお話しくださいました。
まだまだ深堀りして伺いことが沢山ありましたが時間があっという間に過ぎてしまいました。
三橋先生、ご来場いただいた皆さま、本日は有難うございました。
次のオープンカレッジは2/22【働き続けるために大切なこと】です。
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