10/14 職業人講話に株式会社TBSスパークル(前ドリマックス・テレビジョン)の
倉貫 健二郎 先生にお越しいただきました。
監督、演出家の倉貫先生、先生と言われるの慣れないな~(笑)と仰りながらご登壇いただきました。
超お忙しいテレビ業界人の方なので開催間際まで「いらっしゃるかな~」とドキドキしていましたが無事に開催することが出来ました。
ウィキペディアで調べたら作品がたーくさん出てきて、
こんな長く一線を走り続けていたら雰囲気が厳しくなったり疲れが顔に出たりするのかな。と思っていたので(私の勝手な偏見です)
想像以上の若々しさと温和そうなお顔立ちにちょっとホッとしました(^_^.)
まずは自己紹介からスタート(^◇^)
子どもの頃から映画が大好きな少年でした。
そのうち自分でも撮ってみたいな~と思うように。
大学では商学部に通っていたのでお友達は銀行や商社に進路を決めていったそうです。
う~ん。セオリー通り企業に入るか、それとも憧れの業界に飛び込むか。。。
と迷いましたが、人生は一度きりだ!と決心をしました。
しかし当時は日本の映画業界に元気がなく、募集も見当たらなかったので映画が好きだけど、テレビの業界で頑張ってみよう!と方向を少し変えて進路を決めました。
入社したのは木下プロダクション。
木下惠介さんという偉大な映画監督の作った制作会社です。
ここで頑張れば映画に関わるチャンスもあるのではないか!?と期待に胸を膨らませ入社しました。
しかし実際に入るとキツいし帰れないし厳しいし本当に大変。えー?こんなかっこ悪いこともするの!?なんてことも仕事のうちだったとか。
今では中々考えられないですが、テレビ業界ではどうなんでしょうね。
さて、9年間の助監督時代を生き抜き、修行をひと段落させた後にやっと作品作りとなります。
ここで作品を沢山ある中から一握りご紹介いただきました。
- 「サラリーマン金太郎 」1・2・3・4〜高橋克典版〜(TBS)
- 「鉄板少女アカネ!!」(TBS)
- 「RESCUE〜特別高度救助隊」(TBS)
- 「タンブリング」(TBS)
- 「警視庁ゼロ係〜生活安全課なんでも相談室〜 」 1・2・3(テレビ東京)
などなど数々の作品をご紹介いただきました。
あ!それ親が見てた!!!
とか、
わーーーー好きだったドラマだ~!!
と参加者席から歓声が上がりました。
テレビドラマってこんなにたくさんの人が関わるんだよ。
そのうち僕の仕事はこんなこと。
と、プロデューサーのお仕事を教えてくれました。
テレビ局のお仕事、制作会社のお仕事、音楽、俳優、カメラ、照明、美術、編集。それぞれが別会社で連携して一つの作品を作っていることも教えてくださいました。
すべての歯車が想像以上にガッチリかみ合い、別れを惜しむ現場にも何度も出会い、その度にお仕事の素晴らしさを実感するそうです。
でもそんな倉貫さんにも二度ほど業界を離れようか迷った時があったそうです。
原因は人間関係と自分のふがいなさ。そして30歳手前にして漠然とした不安にかられました。
めまぐるしい毎日に、時間もないし眠れないし人生一回なのにこれが自分の為の仕事なのかな?と思ったそうです。
自分はこれだけできる!と思っていたのに実際出来ていなかった。理想と現実にギャップがあって自分に失望してしまった時には
こんな自分がいたら皆に迷惑をかけてしまう。
という不安も生まれてしまったとお話しくださいました。
人間関係の悩みはどの業界でも離職原因で一番となっています。
倉貫先生もみんなと同じように悩みました。
その悩んでいた時期に転機となる出来事がありました。
私が書くと感動が上手に伝わらずもったいないので詳しくは書きませんが
自分の作品が人の人生を動かした。ということを思いがけない形で知る出来事があったのです。
そこで倉貫先生は自分の仕事に喜びや意義を見出しました!
この気付きが考え方を大きく変えていきます。
辛さを克服するには仕事をする喜びややりがいを見つける事で心の中を満足させる。
これこそ自分がやらなくては!という覚悟が出来るモノを自分の中で見つけることでブレなくなるよ。と教えていただきました。
ただの働くロボットになっていたら踏ん張れない。
でも自分で仕事の意味を落とし込めていれば対処できるんだよ。
僕は
自分の仕事で人の人生を変えることがあるんだ!
という気付きをもったら受け取り方や解釈が前向きな方へと行くようになりました。
たとえばコップに水が半分あった時に
もう半分しかない。
のか、
まだ半分もある。
と取るのかで全然気持ちが変わるよね。
まだ半分もある!(*^^)v♪のほうが明るくて良いよね。
だからみんなにも
考え方で物事の受け取り方や解釈が変わるよ。って伝えています。
と仕事を続けるために必要な事を教えてくださいました。
考え方といえば俳優の小泉孝太郎さん。
小泉孝太郎さんのお人柄の良さとポジティブ思考が良~~くわかるエピソードを伺うことができました。
《とりあえず試す》ことで人生が変わるかもしれない。
仕事は違っても共通の部分は沢山あります。参考になれば幸いです。
とあっという間に終わってしまいました。その後の質疑応答でも名言が出ました。
気持ちの切り替え方はなんですか?
美味しいお酒を飲んで寝る(笑)嫌な時は中座する。逃げるもアリ。
自分で上手な気持ちの切り替え方を探しておくと良いですね。
人間関係で悩んだときはどう対処しましたか?
その人のために自分が生きているのではない!嫌な人に振り回されている場合じゃない!
と自分を強くもちました。
これは仕事の喜びに気付いてから出来たことです。
みんなも自分の仕事に喜びや、やりがいを見つけて、嫌なことをいう人がいても
お前の為に生きているんじゃない!!!くらいの気概をもって生きていこう!!
と力強い応援をいただきました。
今回の職業人講話も学びが多かったです。
倉貫先生、本当にありがとうございました!!
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