自立訓練や就労移行支援の施設、市役所や区役所にお世話になった方の中で、
自分も誰かの役に立ちたい!!!
と思う方が結構いらっしゃいます。
誰かにお世話になったことで本当に助かった。
だから自分も恩返しをしたいんだ。
というとても心が温かくなる話です。
しかしちょっと待ってください。
この前向きな気持ちにブレーキを掛けるつもりは全くないのですが、まず自分が人のために動けるだけのエネルギーがあるのか考えてください。
私は相談事を受けるのは自分の心に余裕があるときだけにしています。
自分が何か不安を抱えていると、相談事に対してまっすぐ向き合えないタイプだからです。
例えばですが、自分が友人関係で悩んでいる時に恋愛相談されると、のんきだな。なんて軽く話を聞いてしまいがちでした。
もし自分に余裕があれば良いアイディアも浮かぶかもしれないし、協力してあげることも出来るのに、自分の都合で相手の相談事を軽視してしまうという友人として良くないことをしてしまうのです( ;∀;)
たまにはこんな日もあるでしょうが、自分で今は相談に乗れないとわかっていれば、
「ごめんね。いま自分のことで頭いっぱいでちゃんと向き合えなさそう」
と正直に伝えることで、より深い友情が芽生えるチャンスに変わります。
学生時代には気が付きませんでしたが、大人になってからはこのようにチャンスにしています。
自分に余裕がないと、人の相談を聞いているはずなのに、
「私も最近○○で悩んでて~」
なんて自分の話に持っていく人がたまにいるのですが本当に悩んでいる時にこれをされると消化不良のストレスで今後の関係に響くので気をつけましょうね(+_+)💦
人助けは気持ちの余裕があるときにやるべき理由がまだまだあります。
相手のためを思ってやっているのに全然感謝されない!と逆切れをしてしまう。
相手の反応が自分の思う通りに起こるとは限りません。
そこに
せっかく時間使ってあげたのに。
親切にしてあげたのに。
という気持ちが湧いてしまうと怒りにつながりがちです。
だったら最初からやらない方が良いですよね(*´з`)
人の相談を聞いていたら自分まで暗くなってしまった。
相手の相談によっては自分の過去とリンクしたり、思いがけない影響を受けてしまうことがあります。
これも自分に余裕があれば避けられることが多いです。
自分事の様に受け入れられる優しい人ほど気をつけてくださいね。
この他にも、
偉そうなこと言っちゃったんじゃないか。
自分なんかの意見が役に立つのだろうか。
と勝手に不安になってしまう事もあるそうです。
人のためになりたい。
その気持ちは大切にしてください。
でも自分に余裕があるときに行動してくださいね。
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